|
ただ続いている毎日の、どこに新しく希望が生まれる?
8.8 / 2005.01.06
|
誰もが幸せになれるなら、誰かの幸せなど祈らなくて良いはずなのに。
8.7 / 2004.12.25
|
雪が降りそうな空。俯いたままの明日。雲の向こうの星の存在など、忘れてしまいたかった、絶望の中。
8.6 / 2004.12.25
|
欲しがった温もりは、離れた後に気がついて。知りすぎた痛みには、触れる前から気付いてしまう。
8.5 / 2004.12.18
|
さっきまで、あたしの手を握っていたその手で、Hは照れくさそうに頭を掻いた。暗い住宅地。ぽつりぽつりとあたしたちを照らす、小さな街灯。 「本当はさ、当日に渡そうと思ったんだけど」 手渡された小箱。前の日から合宿だからさ、そう言うHの言葉など耳に入らない。「なぁに、これ?」 聞いたあたしに、Hは嬉しそうにあたしの手から小箱を取った。丁寧に包みを開けて、そして。 「ぴったりだろ?」 何に? 何にぴったりだと言うんだろう。左手の薬指。何の約束? 「似合わない」 あなたは、あたしに。残酷なベルが鳴る。聖なる夜? 違う。人が人を縛る夜だ(どうして人は、同じ夜を過ごすと心まで手に入れた気になるんだろう。あたしは、自由が好きなのに)
8.4 / 2004.12.18
|
嘘か本当か、それすらもわからないくらい。抱きしめて。キスして。夢を見て。嘘でも良い。偽りでも良い。ただ。ただ、一言だけ。 愛してる。それだけは、本当だと言って欲しい。
8.3 / 2004.12.18
|
shion top |