本当はね。あなたがあたしに、メールをくれるのを、ずっと待っているの(あなたは笑うかもしれない)

6.0 / 2004.09.13

 急速に押し上げられていく、快感という名の、交わり。息を荒げたあなたが、あたしに入ってくると思うだけで、もう濡れてしまう。果てしなく続く夜。開かないカーテン一枚で、あたしたちはどこまでも堕ちてゆける。

5.9 / 2004.09.13

 夢を見ていた。ずっと。あなたと、幸せになる夢。

5.8 / 2004.09.13

 あなたと繋がることは出来ても心は繋がることができない、という矛盾から、不安が蓄積されていく。

5.7 / 2004.07.29

 「や、もぅ……だ、め……」部屋に荒い息が響く。部屋に響くその息の音に興奮する。触られてるわけでも無いのに。

 間違え電話からの彼は、電話でひどく意地悪にあたしを責める。なかなか触らせてくれない。声だけのその存在はとても儚くて、今この瞬間、ものすごく欲しいと思っている瞬間に切られてしまったら、あたしはどうすれば良いんだろう。そんなことを考えて、また指が締め付けられる。
 「君と一つになりたい。……逢いたい」 この間言われたこの誘いを、あたしはどこまで堪えられるのだろう。

5.6 / 2004.07.28

 そうね、始まってしまった夢は拒絶しない。だってあたしたちは、終わらない夢を見ているだけだもの。

5.5 / 2004.07.25

 「もしもし?」知らない番号から聞こえてきた声は、落ち着いた男性のものだった。何も答えないあたしに、彼は時折どもりながら、懸命に何かを伝えようとしている。「あの、素敵な声ですね」急にかけた声に、彼はまたどもった。

 始まりと終わりは、いつだって隣り合わせだ。

5.4 / 2004.07.08

 あなたにとってあたしは、きっとどうでも良い女なんでしょう。

5.3 / 2004.07.08



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