「淫らだ。とても」 そう言いながら、彼はあたしの体をまさぐる。胸を弄りながら、鎖骨に唇を寄せる。吐息のような喘ぎ。どうしてこんな苦しそうな声が出てしまうんだろう。気持ちいいのに。……本当に?
 部屋の明かりはベッドサイドのランプだけ。彼の顔は良く見えない。誰。彼は誰。あなたはあの人じゃない。ねぇ。誰?

 目が覚めた。ひどく汗をかいてる。気持ち悪い。

5.2 / 2004,06,28

 夢見が悪い。昨日はあなたと交わる夢を見て、起きたときに体が火照っていて、どうしようもなかった。寂しさばかりが募る。

5.1 / 2004,06,28

 ごめんなさい。ごめんなさい。と、何度も飛び起きる。夢にしてはリアル、現実にしてはファンシーな感覚。

5.0 / 2004,06,28

 もう何度問いかけだろう。答える人などいないのに。どうしたの。どうしたの。どうしたの。
 けれどその度に思う。拠り所の無くなったあたしは、まるで風のよう。縛るものは何もない。そして思う。

 自由など、幻想でしか有り得ない。

4.9 / 2004,06,23

 あの人からの連絡が途絶えて、三日目の朝。

 世界は水と空気に覆われている。

4.8 / 2004,06,23

 庭に来た猫を、彼は「可愛い」と言って抱き上げた。野良だから、そう言うと「なんで? 飼えば?」なんて言う。飼えないよ。自分だってちゃんと生かせてないのに。そう言うと目だけで笑った。

 自由の先にあるものは、一体何?

4.7 / 2004,06,20

「ただ可愛いだけの女なんて、つまらないだけでしょう?」

4.6 / 2004,06,20

 誤解してるわ。そう思う。だってあたしは大人しいだけの女ではなくて、ただ、気持ちを口にするだけのメリットを見いだせないだけ。デメリットばかり。目につく言葉たちは、決して必要な言葉ではないの。

4.5 / 2004,06,20

 あの言葉はとても切実にあたしの中に届いたのに、それは心に響くことはなくて、でもただ真剣な瞳と熱い体と荒い息の中で、収束する意識を懸命に保とうとしていたのだけは覚えていて、だけれど後になって思い返してみても、あなたがそうしてあたしに投げつけた言葉はひどく不確かな今を指しているだけに過ぎなくて、ああだったら別にあたし、このままでも良いんじゃないかって思ったのも事実で。

4.4 / 2004,06,20

 走ることをやめてしまった。追いかける術を失ってしまった。目印を見落としてしまった。

4.3 / 2004,06,19

 もうすぐ漆黒の闇に包まれる。ああ、どんなに気持ちが良いことだろう。心地よい微睡みに身を委ねて、目を閉じた。もしくは、土砂降りの雨に身を晒すのも良いかもしれない。

4.2 / 2004,06,19

 急速に醒めていく熱の中で、あたしはまた後悔してる。ああ、彼とは交わっちゃいけなかった。これ以上、彼を巻き込むわけにはいかないのに。あたしの人生に。そうして彼は囁く。

「ねぇ、俺のものに、なってよ」

4.1 / 2004,06,18

 彼は自分を卑下するのが好きみたい。そしてあたしに虐められるのも。だってね、あたしが本当に思ってることを言うと、とっても悦ぶのよ。例えば、あたしはあなたが大嫌いなの、とか。

4.0 / 2004,06,18

 嘘でも良い。冗談でも良い。あなたの未来に、あたしを少しだけでも、映してください。

3.9 / 2004,06,18

 夢を見た。

 あたしはあの人の隣で笑いながら歩いている。あの人もあたしの隣で笑いながら歩いてる。ふとした拍子にあたしが転びそうになって、あの人が腕を取って助けてくれた。腕を持っていた手は自然に下がり、あたしとあの人の手は繋がれる。あたしはそれを嬉しく思いながら、あの人の腕にぎゅっと捕まった。

 激しく優しい交わりの後、あの人はあたしに囁く。それは優しい嘘で、痛みをもたらす冗談だった。ねぇ。そんな顔しないで。痛いのはあたしだよ。あなたじゃない。そう言った気がする。抱きしめる。あの人の頭は、汗の香り。

 まるでピクニックみたいにあたしははしゃぎながら、東京の端にある公園の芝生で、二人で座る。手を繋ぎながら。嘘のない笑顔で。ああ、こんなこと、夢じゃないかと思う。そう呟くと、あの人はふと悲しげな顔になった。違うの。そうじゃなくて。……そうじゃなくて? あたしは何を言おうとしたのだろう。これは夢以外のなにものでもなくて、あの人と居られないことは良くわかってるのに。こんな夢を見てしまうあたしは、あの人を裏切っているのと同じなのに。

3.7 / 2004,06,18

 あの人が置いていったのは、マリンブルーの香りと少しの切なさ。

3.6 / 2004,06,18

 今日最後の風が吹いた。

3.5 / 2004,06,15

 横を歩くあなたの顔を盗み見る。光で、太陽が眩しくて、良く見えない。ああ、もったいない。ふと想う。あたし、あなたの横顔がとても好き。言えない。「好き」言ってはいけない。だってあなたは。あなたの心には、あたしはいないから。

3.4 / 2004,06,15

 あの人の声で、溶けてしまえたら良いのに。どろどろに溶けて、そうしてあの人の声になって。

3.3 / 2004,06,15

 どうして、あの人とあたしは、こんなにも遠い。性格も、環境も、時間も、何もかもが遠くて、あたしはただ呆然とするしか無い。心だけでも良い。近づけてはくれませんか。リンクなんてしなくて良い。少しだけ、近づけてはくれませんか。

3.2 / 2004,06,14

 ちらちらと、名も知らぬ花が、夏を待たずに散っていく。

3.1 / 2004,06,14

 細いあなたの手が、あたしの手に触る。少しだけ驚いて、思わず手を引っ込める。あなたは笑いながら、またあたしの手を握る。力の込められたその手に引かれるように、あたしはあなたの少し後ろを歩く。信号が。青から黄色に、変わろうとしてる。

3.0 / 2004,06,14



shion top
本・漫画・DVD・アニメ・家電・ゲーム | さまざまな報酬パターン | 共有エディタOverleaf
業界NO1のライブチャット | ライブチャット「BBchatTV」  無料お試し期間中で今だけお得に!
35000人以上の女性とライブチャット[BBchatTV] | 最新ニュース | Web検索 | ドメイン | 無料HPスペース